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(選択を解除)(図書寮文庫)
桂宮家旧蔵の伊達政宗書状。すべて八条宮家の家司生島宮内少輔秀盛に宛てた書状。年次を欠いているが,内容や自署・花押の形から,元和から寛永年間の頃に書かれたとされている。この時期は八条宮家初代当主智仁親王(としひと),2代智忠親王(としただ)の代にあたる。伊達政宗と八条宮家の交流が伺える史料。全9通の内1通は,寛永11年(1634)のものと推測される政宗自筆の書状。
(図書寮文庫)
浮世絵師北尾重政(きたおしげまさ)が描いたとされる相馬野馬追(のまおい)祭の絵図の版本(版木で印刷したもの)。野馬追祭は福島県浜通北部(旧中村藩下)で行われている祭事で,旧暦五月の中の申の日を中心に三日間行われた。絵図には江戸時代の野馬追祭の様子が生き生きと描かれている。
(図書寮文庫)
古代の法典『延喜式』(えんぎしき)などから祈年祭の記事を抜き出すなどして調査した書物。江戸時代末期に成立したものと考えられる。祈年祭の歴史的変遷を知る手がかりとなる資料で,江戸時代の知識人にとっても古い時代の祈年祭が深い関心の対象であったことがわかる。
(図書寮文庫)
赤穂浪士討入り時の吉良家の屋敷図。堀部安兵衛,大石主税(ちから)など,建物を取り囲む各浪士の配置位置が朱字で記され,臨場感あふれる仕上がり。文政13年(1830)の写しで,100年以上前の討入りへの関心の高さを示す。