ギャラリー
(R06.02.01更新)金銅製双龍環頭柄頭 二ツ山古墳(群馬県太田市)
こんどうせいそうりゅうかんとうつかがしら ふたつやまこふん(陵墓課)
本資料は、環(かん)の中央に二匹の龍が向かい合って玉をくわえた表現が特徴的な環頭柄頭である。柄頭とは、大刀(たち)の柄の端部(=グリップエンド)として装着された部材のことで、本資料は銅に金メッキされた... 続きを読む
鍬形石残欠 大入杵命墓(石川県鹿島郡中能登町)
くわがたいしざんけつ おおいりきのみことのはか(陵墓課)
鍬形石とは、過去に当ギャラリーで紹介したことがあるが、本来は貝の腕輪をかたどって碧玉(へきぎょく)と呼ばれるきれいな緑色の石材で作られた権威を象徴する器物の一種であり、大きな古墳を築くことのできる、比... 続きを読む
嘉禄2年仮名暦断簡
『中右記』巻13の内(図書寮文庫)
藤原宗忠(1062-1141)の日記『中右記』(ちゅうゆうき、宗忠が「中御門右大臣」と称されたことによる)の写本は多いが、九条家旧蔵の当該本は鎌倉初期の書写とされ、紙背には多くの文書等が残る。そのなか... 続きを読む