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(選択を解除)(陵墓課)
大正5年に西塚古墳から出土した,衝角付冑と呼ばれる冑である。衝角の名称は,軍艦の艦首(かんしゅ)の尖った部分を連想してつけられた。
右側頭部~後頭部にかけて大きく欠損していたが,現在は保存処理をおこない欠損部を修復している。地板(じいた)に小札(こざね)と呼ばれる小型の鉄板が用いられ,伏板(ふせいた),胴巻板(どうまきいた),腰巻板(こしまきいた)の各部材と重ね合わせて,鋲(びょう)を打つことで接合される点が特徴である。
本資料は,古墳時代中期に製作されたものである。エリート層が競って武器武具を手に入れようとした時期であり,被葬者の権威を示す器物として機能していたと考えられる。