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(選択を解除)(図書寮文庫)
本書は,平安時代の仁和元年(885)に関白藤原基経(もとつね)から光孝天皇に献上された,年中行事の項目を記した『年中行事御障子文』(衝立に書かれた行事一覧表)を,江戸時代に抄出したものと考えられる資料。2月の記事に祈年祭の項目がみえ,平安時代には既に宮中の年中行事として認識されていたことがわかる。
(図書寮文庫)
古代の法典『延喜式』(えんぎしき)などから祈年祭の記事を抜き出すなどして調査した書物。江戸時代末期に成立したものと考えられる。祈年祭の歴史的変遷を知る手がかりとなる資料で,江戸時代の知識人にとっても古い時代の祈年祭が深い関心の対象であったことがわかる。
(図書寮文庫)
本書は『年中行事歌合』とも呼ばれ,貞和5年(1350)に北朝の関白二条良基(よしもと)が,宮中の神事や習慣などを題材に催した五十番の歌合の内容を記した本。東坊城秀長(ひがしぼうじょうひでなが,1338-1411)が祈年祭を歌題として「祈てふとしのをなかき君が代は三千々余の神やうくらん」と詠んで,祈年祭によって皇室の繁栄が神々に約束されたことを慶び祝い,主催者の良基は祈年祭を「国の大事」と評している。