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(選択を解除)(図書寮文庫)
本書は,伏見天皇(第92代,御在位1287-98)の宸筆や関連文書をまとめたもので,2通目が伏見天皇の宸筆。また3通目は,病が重くなられ,御自身で筆を執ることができなかったために関白二条道平(にじょうみちひら)が代筆し,それに伏見天皇が御本人の証として御手印(おていん,手形)を押されたものである。現在の遺言状にあたるもので,伏見天皇はこの文書を作成された翌月に崩御された。
(図書寮文庫)
本書は,元亨4年(1324)に,後伏見天皇(第93代,御在位1298-1301)が皇子量仁親王(ときひと,後の光厳天皇)の立太子を祈願してお書きになった,神仏に捧げるための文書。この当時,後深草天皇系の持明院統と亀山天皇系の大覚寺統が互いに皇位を競っており,後伏見天皇が持明院統の繁栄を願って寺社に捧げた願文類は,この他にも現存している。
(図書寮文庫)
桂宮家旧蔵の伊達政宗書状。すべて八条宮家の家司生島宮内少輔秀盛に宛てた書状。年次を欠いているが,内容や自署・花押の形から,元和から寛永年間の頃に書かれたとされている。この時期は八条宮家初代当主智仁親王(としひと),2代智忠親王(としただ)の代にあたる。伊達政宗と八条宮家の交流が伺える史料。全9通の内1通は,寛永11年(1634)のものと推測される政宗自筆の書状。